月別アーカイブ: 2017年5月

正しいだけでは解決しない(10)|恋愛ドクターの遺産第6話

「さて、」ドクターはさらに続けて話し始めた。「三番目のキャラに行く前に、少し名前をつけておこうかと思います。」
「え!?はい。名前ですか。」
「それぞれの役に、ぴったりの名前は何かありますか?思いつかなければ、こちらでお手伝いしてつけてもいいですけど。」
「ええと、名前は思いつかないんですけど、一番目のキャラクターは、少しお母さんに似ている気がします。」
「なるほどね。それは分かります。実は、周りの人の言動や、周りの人が持っている価値観などを取り込んで自分のものにする働きが人間にはあって、それを交流分析ではペアレントのP(ぴー)と呼びます。Pをとってピーさん、なんてのはいかがでしょう?」
「はい、なんかしっくりきます。」
「では次に、」ドクターは続けた。「二番目のキャラクターにも名前を付けたいと思うんですが、たえちゃん、などはいかがですか?」
「たえちゃん・・・私、ですよね?」
「まあそうですね。親しみを込めて。」
「なんかしっくりきません。」
「そうですか、私は結構良いと思ったんですがね・・・まあとりあえず、一旦保留にしておきますか。」
「はい・・・」
「三番目のキャラクターは・・・」ドクターが言いかけたとき、妙子がかぶせるように答えた。今度は早かった。
「妙子さん、でお願いします。」
「なるほど、『妙子さん』ね。」ドクターはメモを取りながら聴いている。

なつをは直感的に思った。きっと妙子さんは、自分の名前があまり好きではないのだろう、と。そして、自分の素直な感情を表す、一番大事なキャラクターに、たえちゃん、などという、自分の愛称を付けることを、良しとしないのだろう、と。おそらく先生もそれを察しているに違いない。
そして、先回りして三番目のキャラクターに「妙子さん」と自分の名前を使ってしまうことで、二番目に「たえちゃん」と付けられることを、無意識に避けようとしているのだろう。しかしそれは、無駄な努力というもの。おそらく先生は、「妙子さん」が使用済みでも、平気で「たえちゃん」の名前を付けようとするだろう。今までも、「妙子さん」のようにかしこまった名前と、「たえちゃん」のようにくだけた、親しみを込めた名前を使い分けて、それぞれを別人格として扱ったセッションを、何度も見てきた。しかし今は、無理してたえちゃんの名前を付けたりしないようだ。二番目のキャラクターには、とりあえず名前は付けずに先に進むつもりらしい。

「では。」ドクターは椅子から立ち上がりながら言った。「ちょっとこちらへ来ていただいて、」いくつか椅子が置いてあるエリアに移動しながらそう言った。「この椅子たちに、先ほどの三人のキャラクターが座っていると想像して、ワークを行っていきたいと思います。」
「はい。」妙子も席を立って移動してきた。
「では、まず、ひとり目のキャラ『Pさん』は、どの椅子にしますか? ・・・あ、全部同じ椅子ですが、この場所に置くとしっくりくる、みたいな感覚を大事にして、好きな場所に置いてみてください。」
「はい。」妙子は、そのエリアの真ん中に「どん」と椅子を置いた。
「なるほど、ここでいいですか?」ドクターは質問した。
「はい、良いと思います。」
「では次に、二人目のキャラ・・・名前はあとで考えるとして・・・を椅子に乗せてみるとしたら、どの椅子でどこでしょう?」
「ええと・・・」妙子はそう言いながら、ひとつの椅子を持ち上げて、部屋の隅の方に行った。そして、壁の方を向けて、椅子を置いた。
「はあ、なるほど・・・そこですか。寂しい感じの場所ですね。そこでいいですか?」
妙子は、少しそわそわした様子で、目が若干泳いでいる。それでも「はい、こういう感じがしますから。」そう言い切った。
「なるほど、では、そこに置いておきましょう。」ドクターは言った。「そして、三番目のキャラクター『妙子さん』は、これも好きな場所に置いていいんですが、一応、オススメがあります。客観的に見ていたわけですから、この状況を、」・・・そう言いながら手で、椅子を並べているこのエリアを指し示した・・・「客観的に見ている、そんな感じのする場所に、置いてみることをオススメします。」
「はい。」妙子はそう言って、ドクターが今立っている場所のすぐ隣、そう、この全体を見渡せる位置に、三番目の椅子を置いた。
「なるほど。この場所でいいですか?」ドクターがきいた。
「はい。」

「では、まずは、順番に座ってみましょう。一番目の椅子に座り『Pさん』になったと想像してみて下さい。」
「はい。」妙子は真ん中に置いた「Pさん」の椅子に座った。この椅子はちょうど二番目の椅子の方を向いている。こちらは、相手の方を向いているが、相手(つまり二番目の椅子だ)は、こちらに背中を向けている格好だ。

(なんだか、Pさんがたえちゃん・・・私は心の中ではそう呼んでしまうことにした・・・に睨みを利かせている感じがするなぁ)なつをはそう思った。

(つづく)

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正しいだけでは解決しない(9)|恋愛ドクターの遺産第6話

しばらく沈黙があって、先に口を開いたのはドクターだった。
「いま、三人のプレイヤーが登場したことに、気づいていますか?」
「えっ!? 三人の・・・なんですか?」
「プレイヤーと、一応言いましたが、「役割」「役」みたいなものです。」
「三人の役・・・どこに登場したのですか?」
「もちろん、妙子さんの中にです。」
「私の中に三人の役・・・どういうことでしょうか?」
「まず、ひとり目のプレイヤーはお母様の意向を汲んで、結婚に向かおうという意思を持った役ですね。この役が一応主人格・・・つまり日頃前面に出ていることが多い人格ですよね?」
「あ、確かにそうだと思います。」
「そして、二人目のプレイヤーは、結婚に向かおうとすると反発する、結婚したくないという意思を持った役ですね。この役は日頃あまり表に出てこないことが多いのではないかと推察しますが・・・結婚、のような自分の人生がかかった決断になると、出て来ざるを得ないというか、さすがにひとり目の人格の決定に任せてはおけない、という感じで出てきて、そして今、葛藤を起こしていますね。」
「はい、葛藤しています。なんで出てくるんですかね?」
「なんで出てくるか。それは、ちゃんと意味があるからです。それを、これからしっかり見つめて、見つけていこうとしているんですよ。」
「ぱっと消したり出来ないんですか?」
「それが無理なんですよ。それに、あとになると分かりますが、消したりしちゃいけないものだと、思いますよ。きっと。」
「どうしてなんですか?」
「私が答えても、きっと納得しないと思います。ご自分の中から見つけていきましょう。私はそのお手伝い役ですから。」
「はぁ・・・」妙子は釈然としない表情だ。
「そして、三人目のプレイヤーは、」ドクターは構わず話を進めていく。「こうして葛藤を起こしている自分を批判する、もうひとりの自分というか、少し客観的に自分を見ている役、です。先ほどご自分のことを『ワガママ』と言っていたのは、この三人目の意思のように思えました。」
「なるほど。確かに三人いる、と考えることができるかもしれません。」
「ひとり目のキャラの性格の一部を、ちょっと理解しました。何でも親や先生といった、上の立場の人に聞いて決める、というところがありますね。」
妙子は一瞬はっとした表情をして、それから言った。「でもそれって、普通じゃないんでしょうか?カウンセラーの先生のところに来たら、きちんと助言をもらうのは当然というか・・・」
ドクターはにやっと笑って、私(なつを)の方を向いて言った。「この、なつを君なんて、私にいつも食ってかかってる、ちょっと困ったヤツなんです。今は助手をしていますけどね、以前私のところに相談に来たときだって、私の意見そっちのけで持論を滔々と述べ始める、みたいなセッションになりましたから。」
さすがに言われすぎている気がしたので、つい言葉を挟んでしまった。「ちょっと、先生、それは言いすぎじゃないですか?確かに私は、先生の意見を、お伺いを立てる、みたいなところは皆無でしたし、自分の気持ちをしゃべってばかりでした。今日の妙子さんとは、全然違うセッションだったのは認めますけど、いきなり初対面から食ってかかったりは、していません!」
ついムキになって先生に「食ってかかって」しまった。
それを見ていた妙子さんは、くすっと笑った。
(ああ、またやってしまった)私は思った。先生とのやりとりだと、ついムキになってしまう。
「ああなるほど。確かに、その人の性格というか、違うんですね。」妙子は言った。
「そうなんです。」そう言いながら先生は私の方を見て「どうだ!」というようにも取れる、いたずらっぽい表情をした。

確かに、私が余計なひと言を・・・いや、ひと言ではなかったが・・・差し挟んだおかげで、セッションが少し前に進んだ。結果オーライだ。先生もそのことを言いたかったに違いない。セッション中だし、クライアントもいる前だから、言わなかったけれど。

「二人目のキャラは、なかなか出て来ないですよね。ふだん。いま、なつをくんと私のやりとりを見て、ちらっと出てきてくれたような気もしますけど。」
「え、あ、つい気がゆるんだ、っていうか・・・」
「へえぇ、気がゆるむと出てくるんだ。」

先生は珍しく、メモを取りながら話している。きっと大事なところだと思っているのだろう。私にはどこが大事で、どこがそうでもないのか分からないことが多い。経験の差は大きいなぁ、今日もそう思った。

「さて、」ドクターはさらに続けて話し始めた。「三番目のキャラに行く前に、少し名前をつけておこうかと思います。」
「え!?はい。名前ですか。」
「それぞれの役に、ぴったりの名前は何かありますか?思いつかなければ、こちらでお手伝いしてつけてもいいですけど。」

正しいだけでは解決しない(8)|恋愛ドクターの遺産第6話

「さて、そろそろ、最初から気になっていたことを質問しますね。実は、私の目には、妙子さんは結婚したくないんじゃないか、そんな風に見えるんですよ。あるいは、結婚に向かおうとすると、とても重たい気持ちや嫌な気持ちを感じて、強烈なブレーキがかかる、みたいな感じかな。そんな印象を受けているんですよね。」
妙子は、ゆっくりと目を閉じ、再び目を開けた。天井を見回すように目を上に向け、少し左右に視線を泳がせた。そして、静かにため息をついて、それから話し始めた。
「あの・・・今日ここへ来たのは、母にいつも『早く結婚しろ』って言われるからなんです。でも、結婚のことを考えると、結局足が前に進まなくなる・・・行動できなくなるので、それで困っているんです。」
「なるほどそうでしたか。じゃあ、結婚したくない、ということですよね? 少なくとも今は?」
はぁ、とため息をついてから、妙子は答えた。「そうかもしれません。でも、このままずっとひとりも嫌だと思っています。それは本心だと思います。」

「なるほど。結婚は嫌だ、でも、ひとりも嫌だ、と。」
「なんか、私、ワガママばっかり言っているみたいですよね?」
「ええと、別にそうは思いませんけど。そもそも人間は、感情は徹底的に自分都合でできているものですし、自然な反応だとは思いますよ。」
(先生さすがだ)私なつをは思った。相手の行動を批判する内容を伝えるのは、とても難しい。しかし先生は、さらっと言い放っている。いつもそうだ。そして、相手を傷つけない言い方をしている。あまりに自然なので、多くの人は違和感を感じないだろう。しかし、【違和感を感じさせないぐらい自然に、相手を傷つけない言い方で、相手の行動を批判する内容を言う】というのは、極めて高度なコミュニケーション能力が必要なのだ。

私は、あることを思い出していた。それは、先生に以前相手を傷つけずに批判的なことを言うコツを質問したときのことだ。ちょうどやはり、結婚したいけれど行動が伴っていない人が相談に来ていて、私なつをは、やはり今回と同じようにイライラしながら話を聞いていた。セッション中は何とか我慢して黙っていたが、一回目のセッションが終わったあと、先生にその気持ちをぶつけてしまったのだった。
その時先生に言われたのは「ではなつを君、キミならどう言うのですか?まさか『アナタ、結婚したいと言っているけど、行動が伴っていませんよね?』なんて言うつもりではないですよね?」ということだった。その流れで、結局伝え方の練習をさせられたのだったが、始めに私がひねり出した言い方は「私には、○○さん(クライアントの名前)は、結婚するつもりがないように見えます。」だった。先生の前で緊張していたこともあり、表情も口調も固かったので、かなりの「詰問調」に聞こえた。実はそのとき先生は私の言葉を録音していて、再生して聞かせてくれたのだった。もう、穴があったら入りたいとはまさにこのことだった。そんな言い方されたら、私だって傷つく、というようなキツイ口調だった。何度か練習したが、未だに相手の行動を批判する内容を直球で投げるのは、苦手だ。
一方、先生は先ほど、「実は、私の目には、妙子さんは結婚したくないんじゃないか、そんな風に見えるんですよ。」と言った。文字にしてみても、ソフトな言い方だ。そしてさらに、口調も柔らかいし、責めるような調子が一切感じられない。妙子さんはきっと、このテーマに関してはデリケートなところを持っている人で、詰問調(かつての私なつをの言い方だ)で言われたら傷ついて、心を閉じてしまうかもしれない人だと思う。でもそこを、先生は巧みに開かせて、語らせている。もう、見事としか言いようがない。今この場にいるのは私と先生と妙子さんだけだ。だから、この見事さに感動しているのは私ひとりなのだが・・・本当に、ひとりだけしかこの感動を味わっている人間がいないのは、もったいない。心底そう思った。

私がそんなことを考えている間に、セッションは進んでいた。
しばらく沈黙があって、先に口を開いたのはドクターだった。
「いま、三人のプレイヤーが登場したことに、気づいていますか?」
「えっ!? 三人の・・・なんですか?」
「プレイヤーと、一応言いましたが、「役割」「役」みたいなものです。」

(つづく)

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正しいだけでは解決しない(7)|恋愛ドクターの遺産第6話

ノックの音がして、今日の相談者が入ってきた。妙子(たえこ)さん36歳。彼氏が36年間できない、ということでの相談申込だった。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
互いに挨拶をして、ドクターも妙子も着席した。

「ええと。」話し始めたのはドクターの方だ。「恋人ができない。今まで一度もつき合ったことがない、とのことでしたが。」
「はい。そうなんです。」
「恋人が出来たらいいな、という方向性でいいんですか?」ドクターが質問した。
少し間があって、妙子は、先ほどよりも小さな声で「・・・はい。」と答えた。

「・・・なるほど。」ドクターも少し間をとって、それから話し始めた。「恋人を作るには、まずは、出会いを作らないといけないわけですが、いま、適齢期の男性と、月当たり、何人ぐらい知り合うチャンスがありますか?」
「ほとんどありません。」妙子は間髪入れず答えた。
「そうですか。それは困りましたね。」
妙子は無言で、かすかにうなずいたようだった。

(先生、本当はこの人がまだ、交際相手を求める段階まで、心の準備が出来ていないことを見抜いているはず・・・)なつをは思った。この展開、以前にも経験がある。先生は、相手の受け答えを一旦は、真に受けて話をする。心の中では「いま交際相手を見つけるのは無理そうだ」と思っても、「なるほど、恋人がほしいのですね。」と応じるのだ。そこには、確固たる信念があるのだと以前言っていた。「相談者の望みに向かって最短距離の提案をまず投げかけてみて、それが出来なさそうなら、なぜ出来ないのか一緒に考えればよい。」とは先生の談。「普通に考えるとこれがベストの道だよ、出来そうですか?無理そうですか?」ということを、まず問いかけてみて、やれトラウマだ、やれインナーチャイルドの課題だ、といったことは、行動出来ないことがハッキリしてから掘り起こせばよい、と。
本人が納得して、内面を掘り下げて解決しようと決意することと、周りから言われて、納得していないが渋々取り組み始めるのでは、その後の取り組みにどれだけ本腰を入れるか、違いが出てくる、と、先生は考えているらしい。確かにそうかもしれない。

私なつをがこんなことを考えている間に、セッションは、(実はペースが遅く、大して進んでいなかったが)少しずつは、進んでいた。いまは、先生が、出会いを作るとしたらどんな手段があるのか、それを妙子さんと一緒にアイデア出ししているところだ。

「友達の紹介で出会い、その人と結婚した、という人は、比較的多いようですよ。どなたか、そういうのが得意な知り合いの方は、いらっしゃいませんか?」
「ええと。分かりません。」妙子は悪びれる様子もなく、かといって、真剣に考えている様子もなく、淡々と、感情のこもっていない声でそう答えた。
「そうですか。分からない。なるほど。」ドクターは、相変わらず、いつもの調子で受け答えをしている。「何か、いまからやってみたいと思う習い事や趣味などはありますか? あ、いますでにやっていることも、もしありましたら、教えて下さい。」
「新しくやってみたいことは、あまりないです。」

私なつをは、ちょっとこのやりとりを聞いていて、段々イライラしてきた。だいたい、恋人が出来ない、という相談をしに来ているのに、全然真剣さが感じられない。やる気あるの!ほんと、真剣に考えないなら、帰ればいいじゃない!自分の人生でしょ? でもこれは、先生のセッションだ。私は助手。勝手に引っかき回してはいけない。でももしこれが、私がメインの担当だったら、説教しているかもしれない、そう思った。

「あと、ときどき、○○のライブには行きます。」○○はアイドルグループの名前だ。
「へぇ、それは、いわゆる・・・」
「そうです。いわゆるアイドルの追っかけをやっています。友達にも、いい歳してそんなことしてるから、いつまでも結婚できない、って言われました。」
「なるほどね。まあそれは、原因ではないですけどね、おそらく。」
「そうなんですか?」
「まあ、結婚して、だんなさんのこととか、子どものこととか、リアルな人間関係、家族のことなどで毎日心を砕いて生活している女性から見たら、心のエネルギーの使い方がズレているように見えるのでしょう。ただ、そのことと、追っかけをやめたら結婚できる、みたいな結論にジャンプすることは、イコールではないので、注意が必要ですね。」

「先生、私はどうしたらいいのでしょうか。」
「どうしたら、いいんでしょうね。」相変わらず、淡々とした調子で、ドクターは受け答えをしている。「そもそも、どこに向かいたいのかが、分からないと、どうしたらいいのかも、分からないですよね? 大阪に行きたい、と分かっていれば、新幹線なのか夜行バスなのか東海道線なのか、マイカーなのか、手段について考えられます。でも、どこに行きたいのかが分からないなら、手段も分からないです。」

「はぁ。」相変わらず、気のない返事だ。
「さて、そろそろ、最初から気になっていたことを質問しますね。実は、私の目には、妙子さんは結婚したくないんじゃないか、そんな風に見えるんですよ。あるいは、結婚に向かおうとすると、とても重たい気持ちや嫌な気持ちを感じて、強烈なブレーキがかかる、みたいな感じかな。そんな印象を受けているんですよね。」

(つづく)

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「食べる瞑想の会」開催します!

こんにちは。あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
「食べる瞑想」
知ってますか?
私は、先日まで知りませんでした。

最近流行っている(と思うんですが)
マインドフルネス瞑想。

そのワークで、ルーツは禅にあるそうなのですが。
こちらのページに、
ちょっと面白おかしく説明してみたんですが、
http://bit.ly/2p7PmLx

瞑想って、
何だか少し、敷居が高いイメージがありますよね?
それが、そうでもないんです。
いや、正直に言いますと、
私も、瞑想には敷居が高いイメージを
持っていました。
(今も頭で理解しても感覚では敷居が高く感じます)
ただ、
たとえば、ココヘルの読者さんなら、
フォーカシングとか、心の実況中継とか、

心理学系のワークを色々
試してみたりしているかもしれません。

そういうこと、ひとつひとつが、
ある種の瞑想の効果があるものだと思います。
ちなみに、
ザ・瞑想みたいなものではないが、瞑想効果がある、
と考えられているもので、わりと有名なものに、

ラビリンス

が、あります。
要は迷路、ってことです。
それも、庭師が作るヤツ。

あそこを歩くことで、
瞑想をする効果があるのだそうです。
そう言えば、ハリーポッターの
第4話に、巨大な迷路が出てきましたが、

あれも、自分と向き合う→自分の内面と直面する
→心の奥底の怖れが吹き出す

的な、設定でした。物語の中でね。

J.K.ローリングさんは、かなり心理学を
理解している方だと思いますので、
その設定も、おそらく、
偶然の一致ではなくて、知った上で、
そういう設定にしたのでしょうね。
さて、
話を戻しますと、
つまり、瞑想の効果がある行為というのは、
色々あるよ、ということなんです。
瞑想は、じっと座ってするものだけじゃない、てこと。
そして、その中で、今回、
ご縁がありまして、

ヨガの先生と一緒に、
瞑想の会を開催できることになりました。
そして、瞑想をどのようにしたら、
身近に体験してもらえるか、
そんなことを考えていたら、
そうです。
「食べる瞑想」
私も初体験なのですが、

食べ物を「見て」
「触れて」
「口に含んで」
「味わって」

と、本当に丁寧にやるんだそうです。
忙しくて、ついつい腹に詰める食べ方をしてしまう、とか、
自分が本当に食べたい・必要なものが分からない、とか、
余計なものまで食べてしまっているような気がする、とか。
または、食べることに限らず、

自分に本当に必要なものがよく分からない、とか、
感情に振り回されてしんどいことがある、とか、

そんなことが気になる方は、
改善する可能性があります。
瞑想で。
しかも、今回の瞑想の会は、
敷居の低い、

食べる瞑想、ですから。

そしてさらに、
あづまが、心理学から解説を入れます。

私も、瞑想のやり方やコツについては、
わりと、初心者なので(セラピーのワークは色々学んだけど)、
特に今回の「食べる瞑想」については、
初体験ですから、
終わったあとに、感じたことをコメントします。
少しは気の利いたコメントが出来ると、思います。
心理学的な側面から、どうなのか、とかね。
私にとって「食」というテーマは、
結構大事なテーマなので、いつも、考えています。
ただ私の場合、栄養など、どうしても物質的側面に、
意識が偏りがちです(元化学系ですし)。
今回は、瞑想という側面から、
食を捉えてみる、という試みです。

私も、楽しみでわくわくしています。

栄養面からのアドバイスも、当日あづまが、
多少するかもしれません。
最近、色々学んでますし・・・

オトクでしょ?

ヨガと瞑想の先生(金田絵美さんといいます)

心理学と栄養学を学んだあづま


コラボの、
「食べる瞑想の会」です。

あえて、大げさに言えば、
このセミナーを開催するために出会った、
ぐらいに言ってもいいかもしれません!

あ、好評の、

あづまスイーツも出ます。

しかも、当然ながら、
ただのおやつじゃなくて、
「食べる瞑想」の課題食材その2として、です。
深く味わって食べて下さいませませ〜
うーん、そんな丁寧に食べてもらえるなんて、
作る方も、レシピ研究家冥利に尽きますね〜

そんなわけで、
もう少し詳しくは、

こちらのページに詳しく説明がありますので、
ぜひ、ご検討頂ければと思います。

ちなみに開催は 6/4(日) です。
http://bit.ly/2p7PmLx
ではでは!!