苗で買ってきた方のバジルは、すくすくと育っているのですが、少し間引いて残った株のうち、一株が、花芽だらけになってしまいました。
普通の芽より、こちゃこちゃっと細かい葉っぱ(というかたぶんガク)がたくさん見えるのが花芽です。この花芽、発見したら要対応なのです。
そのうち書きますが、バジルは「摘芯」と言って、頂点の芽を摘むことが必要です。花芽がつくのを遅らせて、枝分かれも促進します。やらないとひょろっと伸びて、すぐに花芽がつきがちです。(追記:バジルの摘芯の記事はこちら)
この写真は、摘芯したのに、花芽がついてしまったものです(二股に枝分かれしていますね)。こうなると、すでに花芽形成ホルモンが広がってますから、花芽から4~5cm離れた、かなり下の方まで切り戻さないと、また花芽がついてしまいます。花芽がつくと、葉っぱは自分の成長をやめ、花芽に栄養を送るようになって、硬くなります。株全体の育ちも悪くなります。
この株はあきらめて間引こうと考えています。まだ他が育ってるから。
こういうことがあるから、いきなり一本にはせずに、様子をみながら間引くようにしています。
なお、経験的な仮説で、厳密な検証をしていない話ですが、根詰まりすると早く花芽がつく気がしています。バジル的には、「あーもう根が張れないや。これ以上大きくなれないなら、この辺で花でもつけておくか」てな感じでしょうか。
プランターにはまだ根を張るスペースがありますが、苗がかなり育っていて、根が回ってしまっていたんですね。
植えるときに根をほぐしたんですが(バジルは、ほぐす。シソは、ほぐさない、のが大事)、ちょっと根のほぐされ方が不十分な株があったのかもしれません。
ただ、花芽がなぜつくかは、実際よくわからないのが実情です。シソ科は短日開花と言って、日照時間が短くなると花芽をつける性質を持っているのですが、育てている感覚とは合わない気がしますし。
まあとにかく、
・複数育てる
・早めに摘芯する
・花芽がついたら4~5cm切り戻す
・ダメなときはあきらめて刈り取る
ということになるかと。
では!