月別アーカイブ: 2014年7月

バジルの自動灌水システム、始動!

明日からちょっと家族で沖縄旅行に行ってきますので、
で、心配なのがバジルの水やり。

この時期は、気温も高く、植物の蒸散も多く、したがって、すぐに鉢の水が涸れます。一泊二日なら、出がけに水をやって、帰宅時にたっぷりやる、でなんとでもなるんですが、二泊三日以上になると、そうもいきません。

数年前から実家に帰省するときとか、色々なことを試していたんですが、ここ2年ぐらいは、車で帰省だったので、バジルごと帰省するという技でしのいでいたんですが、それでも、実家じゃなくて長期間の旅行の時など、困ったわけです。

そこで、自動灌水システムを作ったら問題解決じゃないかということで、ホームセンターで安く買えるもので、仕組みを作りました。去年もやったんですが、今年のやつは、さらに完成度が上がった気がします。

まず、状況確認から、
今年は、以下の四つの鉢に水やりする必要があります。

1.学校から持って帰ってきたアサガオ
アサガオ

2.家で育てているアサガオ
アサガオ

3.バジル
バジル

4.シソ
シソ

しかも、通常、一回の灌水で、
それぞれ、0.5L、1L、2L、0.5Lと、合計4L程度の水をあげています。
まあ、バジルとシソは、1.5~2日に1回程度でも大丈夫なんですが。

まあとにかく、これだけの量の水をあげ続ける仕組みを作らないといけないんですね。
実は去年の旅行の時は、バジルしかなかったので、風呂場において、バスタブから風呂ポンプで水やりをする仕組みにしました。植物育成用の蛍光灯も使ったんですが、光が弱くて少し弱ってしまったので、今年は、なんとか、ベランダで、ひなたで、水やりが出来ないか、考えました。

しかも、4鉢もあったら風呂場に置くのもちょっと無理めなので。
(しかも去年は毛虫がいたので、風呂場に毛虫のフンがたくさん落ちている、という気持ち悪い展開に)

で、やっぱりベランダに。

結局、重要な課題はふたつです。
・水源をどうするか
・電源をどうするか

水源はこうして、バケツの中に風呂ポンプを沈めておくことで解決。
このバケツは13Lなので、がんばって3日しか水やりが出来ないですが(もっと大きいの買えば良かった!!!)
バケツに風呂ポンプが沈んでいる

ちなみに、このホースの先はどうなっているかというと、

自動灌水ノズル
こうなってます。
細いチューブが10本に分かれていて、その先に、土に刺すノズルがついています。
確か名称は、点滴型ノズルだった気がします。本来これは、水道に直結させて、間にプログラマブルなバルブ(早口言葉みたいですね、笑。時間が来たらバルブ開、になる装置)をつけて使うもののようですが、そのバルブは結構高価なのです。10万単位の値段だった気がします。
そこで風呂ポンプでやろうという発想になっているわけです。

あとは、電源の方ですが、
窓の桟をなめ回すようによく見たら、コード一本ぐらい通るすき間があることを発見。てことはここを虫さんが入ってくることもできるじゃないか、とか色々思ったんですが、とりあえずそこからカギを開けるみたいな犯罪には使えなさそうなので、まあよいかと。

で、そこを通せば、ベランダの風呂ポンプに電源を供給できることが分かりました。

あとは、自動で電源のON/OFFをするだけなんですが、それはもう、簡単です。
プログラムタイマー
この、プログラムタイマーは相当高機能なやつで、何曜日の何時何分何秒から、何曜日の何時何分何秒まで電源を入れる、みたいなプログラムが14個ぐらい設定できるようになっていて、極端なハナシ、曜日によって異なる時刻に水やりスタート(しかも一日二回)、みたいなことすらプログラムできるんですね(やらないけど)。

まあこいつに、夕方の6時から6時10分まで電源ON、と設定しておいて、あとは、風呂ポンプ側の電源はONにしておけば、毎日夕方6時から10分間水やりしてくれるわけです。
ノズルからの流量を測定してみたら、毎分約400mlだったので、これで大体4Lの水やりが出来る、ということですね。

あとはノズルが10本あるので、それをうまく振り分ければOK、て感じです。
必要な水の量にきれいに比例させて振り分けるのはちょっと難しいんですけどね。
まあ、適当に分けて、ノズルが少なめの鉢に合わせて、多めに灌水するという方針で行きます。少し水浸しっぽい鉢が出るのは仕方ないですね。梅雨も明けているんで、それで枯れることはあんまりないかな、と。

こんな風に、刺します。
バジルのプランターに自動灌水ノズル実際に、自動じゃないけど、今さっき手動で電源ONして灌水したみたんですが、
ノズルから離れた場所は大丈夫?とか色々思いましたが、
やってみると、毛細管現象で水が隅々まで浸透するので、全然問題なしでした。

これで動作確認は終了。
あとは、自動運転をセットしたときに、無事動いてくれることを祈るのみです。停電とか勘弁してほしいです。夕立来るなよ~!!! 来てもいいけど夜中とかにしてくれ~~~(笑)

マニアックなネタに最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
ではまた。

 

 

バジルを剪定しました-バジル剪定の仕方

いやー、7月も中旬過ぎとなると、
(東京は、ようやく梅雨明けですが)
バジルの生育も早くなってきます。勢いありますねー。

で、こんな感じに。

プランターのバジル概観

で、これを剪定しつつ、収穫しまして(今回は40gほど)、
剪定後の写真が、

プランターのバジル概観(剪定後)

多少涼しくなりましたかね?
でも、あんまりぱっと見の印象は変わらないかな(笑)

写真で見ても、あんまりよく分からないと思いますので、
刈り方のコツを、図解してみました。

バジル剪定図解1

まあこんな風に、上からお日様があたって、日の当たったところの葉が大きく育ちますから、熱帯雨林で言う「林冠」のように、一番上の部分だけが、お日様の恩恵を受けてますます育ち、込み入ってきます。
一方、日陰になった葉は、ちょっと育ちが悪くなるんですね。

そこで、葉っぱをある程度間引いて、日の当たらない葉をなるべく作らないようにするわけですが、昨年まではこんな風に切ってました。

basil_cutting002

そう、日陰の葉っぱを、切っていたんですね。この方法ですと、元気に光合成を行っている葉っぱを残していきますから、バジルの勢いはかなりのものです。お荷物になっている、日の当たりにくい葉っぱは、積極的に切って収穫し、使ってしまう。

ところがね、こうやって切っていると、バジルが「がらんどう」っていうか、一番外側だけ葉っぱがあって、中の方に葉っぱがない状態になっていくんですね。だんだん背が高くなっても行くし、夏の終わり頃には、ちょっと扱いにくくなってきます。

そこで今年は、こんな風に剪定してみました。
basil_cutting003

図は、模式的に書いたので、細かいところは省いていますが、摘心して脇芽を残す形で、上の方の葉を間引きます。(摘心については、こちらの記事を参照。但し記事よりも大きく、2段ぐらい下の脇芽を活かす形で、大きく切ります)

全体的なイメージを見てほしいのですが、上の方の葉っぱを適度に間引いて収穫することで、中の方まで日が入るようになり、下の方から、今から伸びようとしている芽が伸びてきます。こうすることで、どんどん輪郭だけが大きくなる、みたいな問題は起きにくくなり、常に下から新しい芽が育つ、という理想的な状態がキープできます。

去年までは、せっかく伸びた枝を芽ごと切ってしまうのはもったいない、とか思って、あのような切り方になっていたんですが、どうせじゃんじゃん伸びるのだから、思い切って先端の方を切ってしまえ、と思って、刈り方を変えてみたら、今年はぐっと、扱いやすくなりました。

参考になれば。

バジルにスリップス(アザミウマ)が散見されるので・・・

見づらいかもしれませんが、
バジルの葉に、スリップス(アザミウマ)の成虫らしき、黒いものがいます。

NEX-5R 009

数カ所で成虫を見つけたのと、葉っぱが新たに、白く抜けたようになっているのを何カ所か発見しました。経験的に、これはアザミウマの食害のあとだと思います。NEX-5R 018

今回は薬剤散布をすることにしました。

今回まいたのは、「スピノエース顆粒水和剤
アザミウマに効果のある薬剤は少ないようで、これは数少ない薬剤の一つです。
しかも、天然物由来で安全なので、有機農法にも使用が認められています。

カエルくんがいたので、ちょっとおどかしてどいてもらって、その隙に撒きました。
カエルのえさとなる虫が減るのか?それはそれでかわいそうかもしれない。そもそも、もっと虫の多い自然の中に帰ってほしいですね。バジルにいるのも、別にいいけどさ。

 

今日もバジルをよく観察!

すくすくと元気なバジルを育てるためには、観察も大事。
とくに、葉っぱを透かして、何か葉の裏に付いていないか観察することは大事にしています。

こんな風に、下から見上げるわけ。

下から見上げたバジル

その結果、今日は、ハダニ数匹を見つけました。
これは、葉っぱの表に白い部分が出来るより早く見つけたので、
今日来たハダニを、今日見つけた、みたいな状態だったようです。

ハダニが付いていた葉っぱを、写真で撮影して、卵がいるかどうかなど、観察してみましたが、いないようでしたので、今回は、ハダニの成虫を見つけた葉っぱごと切り取って捨てて、薬剤散布はせず、それでおしまいにしました。見落としがないことを祈ってますが。

珍客!カエルがやってきました。

見ての通り。バジルにカエルがやってきました。
毎年やってくるんですが(笑)、ことしも来てくれました。

バジルに乗ったカエル

今朝見ていて、こんなゴミ(?)、あるいはフンらしきものが葉っぱの上に乗っているのを見つけました。こういうのを見落としてはいけないんですね、何か、バジルを食害する生物が来ているかもしれないので。

バジルの葉の上に乗った土

まあ今回はよく見たら、カエルだったのでひと安心です。
葉の上に乗っていたものは、カエルが体につけていた、土だったと分かりました。

カエルは、バジルに付いた芋虫などを食べに来ているんですね。今回はまだ蛾が来ていないので、カエルくん的には、空振りだったわけですが。いや、もしかしたら、飛んできた成虫の蛾を食べたりするのかもしれないですね。見たことないですが。

珍客ですが、害はないので(むしろ虫を食べてくれるので)、そっとしておきます。

オレンジシロップ

生ハムのマリネサラダを作るときに、オレンジを使ったので、ついでに、皮を使ってオレンジシロップを作りました。

材料
オレンジの皮 (今回は25gでした)
ウオッカ (皮に対して2倍。今回は50g)
グラニュー糖 (皮に対して2倍。今回は50g)

作り方

念のため、オレンジを洗剤でよく洗う。
(だから本当は無農薬オレンジがいい。)
水気を拭き取ったオレンジの皮を、薄くむく。
白いところはなるべく残し、オレンジ色のところ、特に油胞は残さず使う。
こんな感じで。

20140712-211814-76694285.jpg

ミルに、皮、分量のウオッカを入れて、細かく砕く。

分量の砂糖を加え、電子レンジで軽く泡立つまで加熱。
この操作は、砂糖を溶かすのと、ウオッカのアルコール分を少し飛ばすのが目的です。

目の細かい茶こしなどで、皮のカスと、抽出されたシロップを分けます。

20140712-212618-77178370.jpg

アイスコーヒーに入れると最高です!

生ハム、オレンジ、アボカドのマリネサラダ

実家から生ハムをもらったので、奥さんにどうやって食べるの?って聞かれ、まあ要するに、なんか作って、て話だったわけですが。

生ハムに失礼のないよう、しっかり料理してやろうと思いまして。

材料(たっぷり二人分、笑)
生ハム 50g
オレンジ 小1個
アボカド 1個
トマト 小4個
タマネギ 中〜大 1/2個
ピーマン 小 3個
カッテージチーズ 30g

マリネ液材料
大葉青じそ 4枚
オリーブオイル 大さじ2
酢 大さじ2
砂糖 小さじ 2
岩塩 2g程度(味をみて調整)
ブラックペッパー お好みで

レシピ

タマネギとピーマンは、薄切りにし、5〜10分程度水にさらす。その後、よく水を切る。

トマト、アボカド、オレンジは、一口大に切る。

マリネ液は、まず、シソをみじん切りにし、分量のオリーブオイル、酢、砂糖と合わせて混ぜる。
味をみながら岩塩とブラックペッパーを加える。
(オレンジの酸味と、生ハムの塩味が合わさるので、この時点では市販のドレッシングより少し薄味ぐらいがちょうど良い)

マリネ液を入れたサラダボウルに、タマネギとピーマンを入れ、よくなじませる。
次いで、トマト、オレンジ、アボカドを入れて、よく混ぜる。

この時点で、冷蔵庫に入れて30分程度寝かすと味がよくなじむ。(なじませる時間が長くなるときは、オレンジは後で加える。)

最後に、生ハムを飾って、真ん中にカッテージチーズを盛る。

こんな感じで、仕上がりました。

20140712-210541-75941215.jpg

幼稚園のお祭りで買ってきた、焼きそばとともにいただきました(笑)

今回のシソのハダニ駆除方法は・・・?

ハダニの再来を受けて、駆除をしないといけなくなりました。

成虫の数がまだ少なかったので、水で洗い流すなどのマイルドな方法を採ろうかとも一瞬考えたのですが、前の記事の通り、写真で見たら卵がたくさん産み付けられているようでした。これでは、水で洗った程度では完全駆除は難しいでしょう。やはり、卵にも効く、薬剤散布しかないだろうと判断しました。

ところで、農薬は、同じものを何度も使っていると、耐性のある生物が出てきて、だんだん効かなくなる、みたいなことが起きるんですね。

それを放置して、どんどん使っていくと、どんどん耐性も強くなっていきます。それに合わせて「濃いやつを使ってやれ」では、作物に対する薬害、人体に対する毒性などの点で、問題ありすぎです。

そこで、違う種類の薬剤に切り替えて使います。
これを輪番使用(参考:農薬工業会のサイト)と言ったりします。

というわけで、今回は、前回の「ダニ太郎」から変えて、
「コロマイト乳剤」を使うことにしました。

一応、シソ類は、説明書によると、収穫の前日まで使って良い、ことになっているようですが、念のため数日から一週間ぐらいしてから収穫することにします。

シソにハダニ再来です!しかも卵も発見orz

バジルは先日のコガネムシの襲来など、ほのぼのしたイベントはありましたが、それ以外特に問題なく育っています。

問題なのが、シソです。
再び、葉っぱが白く抜けたようになっているあとが見つかりました。
先日のアザミウマの食害のあととは、ちょっと違うようで・・・

ハダニによって白く抜けたシソの葉

裏をめくってみたら、やっぱりいました!ハダニの再来です(怒)

シソの葉裏のハダニ

パッと見たときには、肉眼ではもちろんよく分からなかったのですが、
撮影した写真をよくよく眺めていたら、卵らしきものを発見。

写真を拡大してみたのがこちらです。解説を書き込んであります。

シソの葉裏のハダニ、卵、気孔

「ハダニ 卵」でgoogle画像検索してみると、色々出てきます。
その中でも、BOUJO.netの「ハダニ類」のページの写真が分かりやすいと思いました。

いやー、目で見て分かる、赤いハダニの成虫のそばには、
既に大量の卵があるわけですね。ガクブル・・・
こうして、写真を撮ってみてよく観察してみるとハダニ駆除の難しさがよく分かりますね。

・・・にしても、ああいうサイトに載っているハダニの写真は相当鮮明に写ってますが、いったいどんな機材を使っているのか・・・知りたいところではあります。

今回どんな駆除方法を採ったのか、それは次の記事(今回のハダニ駆除方法は?)で。