好気性細菌と、嫌気性細菌

ちょっと専門的な話なので、別記事にして書いておきます。

好気性細菌と嫌気性細菌。

細菌(バクテリア)には、その性質で分けて、
「好気性細菌」と「嫌気性細菌」がいます。

嫌気性細菌は、典型的にはヘドロの多い下水や、よどんだ沼など、酸素が少なく、有機物などの栄養が多い場所を好む細菌たちの総称です。言葉通り、空気(厳密には酸素)が嫌いな細菌です。「腐敗」というのは基本的に嫌気性細菌がはびこった状態のことです。

嫌気性細菌がはびこると、硫化水素、アンモニア、メタンなどの、還元的なガスが出てきます。こいつらは、基本的に火をつけたら燃えるようなものばかりです、つまり燃料というか、有機物ばかり多くて酸素が少ないから、こういう物質が残るわけです。

一方、好気性細菌は、有機物が少なく、比較的酸素の多い場所で生きる細菌たちです。割とキレイな場所、匂いの少ない場所にいることが多いです。
こいつらも別に、より偉いわけではなく、単に生きるために酸素を利用しているだけです。但し、二酸化炭素と水に分解してくれるので、人間にとっては毒になったり嫌な匂いになったりすることが少ないです。

バジルは、嫌気性細菌がはびこるような土の環境が非常に苦手です。

イネとか、クレソンとか、根っこがびちょびちょでも全然平気な植物は、空気のない環境に強いわけですが、バジルはだめですね。

wikipedia:「好気性生物」「嫌気性生物

好気性細菌と、嫌気性細菌」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: バジルの根腐れ問題、発生か? | バジルを1000%満喫!バジル育成カレンダー

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