いま、ホーリーバジルが元気に育っているんですが、
今日、ふと見たら、ホーリーバジルに、ハダニがいました。
「あちゃー。また出たかー。」
また薬を撒いて駆除するのも、色々(残留農薬とかを考えちゃうので)面倒だし、
と、考えていて、
せっかくなので、
久しぶりにハダニの写真を撮ってみようと思いました。
写真を撮れば、肉眼では見えない卵も見えるし。
ハダニのいた葉っぱを三枚摘み取り、写真を撮りました。
まず一枚目。
ハダニは一匹でしたが、すでに卵がみっつ。
油断も隙もありませんね。
そして、次の葉っぱを観察しようとファインダーをのぞいたとき、かなり決定的な瞬間を見てしまったようなのです。
まずは、これ。
明らかにハダニですが、なにか白くて丸いものがついているように見えます。
そして、しばらくダニが歩き回ったあと、同じ場所の写真を撮ったのがこちら。
コントラストを上げて、見やすくした関係で、色がちょっと変になっています。
そう、なななんと、さっきの写真は、ハダニの産卵の瞬間だったようなんです。
見たくないもの見ちゃったーーーーーー。
そしてさらに、三枚目を見たとき、
もっとがっくり来るものを見てしまいました(まだそれ以上があるのか?って? それが、あるんですよ)
↑この赤で囲った部分に、白いカスみたいなものがついていて、なんとなく、卵に感じが似ているけれど、なんか、中身がなくなっているみたい。割れてるし。
で、
肉眼ではとても見えないぐらいの、形はハダニ(というか蜘蛛みたい)である極小サイズの虫が、歩き回っていました。
ふ化したてのハダニだorz
というわけで、
ハダニのふ化(瞬間ではないが)も見てしまいました。
ま、あまり気分が良いものではありませんでしたが、
これで、ハダニの成虫だけ指でつぶしたりして、駆除したつもりになっても、あとからあとからハダニが湧いてくる理由が、よく分かりました。
葉っぱにハダニが一匹いたら、
その葉には、卵とか幼虫も、見えないけれどいるに違いない、
そう考えて、葉っぱごと切って捨てるか、
あるいは、卵にも効く薬剤で駆除するか、
そういう話になるのだな、と結論が出ました。
いろいろなウェブサイトを見ていると、
ハダニの駆除法として、上から水をよくかけるとか、
まあ、いい加減なことが書いてありますが、
それはやっぱり、無責任発言だと思いました。
肉眼で見えない、卵までちゃんと駆除できる方法じゃないと、意味がないですからね。それが改めて確認できたのが、今回の観察の、一番の収穫でした。
いろいろ、バジルのキレイな写真なども撮りましたが、
やはり、害虫の生態に迫った、という「有用性」を評価して、
ハダニの産卵の瞬間の写真を、
誠に勝手ながら、今年の、
「バジル育成フォト・オブ・ザ・イヤー」に認定します!!!!
(要するにこのブログの写真の中で、今年一番って意味ですけどね)
ではまた!