かつて私がバジルを枯らしてしまったときに、起きたこと。

痛恨の過去をここに書いておきます。
ま、「痛恨」って言っても、たかがバジルが枯れただけなんですが。

7月頃に枯れると、でも、ショックが結構大きいんですよね。
いまからたくさん収穫できる、ってときなので。

あのときは、まだ梅雨が明けきっていなくて、天候は雨が降ったりしてじめじめしていました。
そのときに、バジルの根本から10cmぐらい離れたところに穴を軽く掘って、化成肥料を埋めました。

で、その前日ぐらいに水をたっぷりあげていたので、埋めたあと水やりはしなかったんですね。
今思うと、たっぷり水をあげる、という方が良かったのかも、という気もしています。

で、その後、
中途半端に、雨が降ってきました。

埋めた化成肥料が水にひたるには、十分だけれど、
プランターの土の老廃物を、しっかり鉢底から洗い流すほどには、十分でない、
そんな量です。

実は、水やりには、ふたつの意味があると言うことを、当時私は知りませんでした。
ひとつは純粋に、水を供給する、という意味。
もうひとつは、鉢の中の老廃物を、洗い流す、という意味。

だから、水やりというのは、少し、鉢底から、水が流れ出てくるぐらいにあげるのがコツなんですね。当時は、それを知らなかったの。

それで、窒素系の化成肥料をあげて、そのあと、水は、中途半端な量の雨。

そうしたらね、
バジルが、3本植わっていたんだけど、そのうち2本が、一日ぐらいで、へなーってしおれて、枯れちゃったの。もう一本も、枝の一部は、そういう症状が出て、そこは切るしかなくて、かろうじて生き残ったけどちょっと元気が無くなった。

原因は、よく分からないんだけど、いわゆる根腐れだったのかな、と今では思ってます。

バジルは根でも呼吸するタイプの植物で、根が窒息するとダメみたいです。
その頃は、水やりのタイミングとか、洗い流す意識とか、なかったので、中途半端に水をあげたりして、「鉢の内部がびちょびちょ」状態を作ってしまい、すると、嫌気性菌(酸素がないところが好きな、腐敗を招くバクテリアの総称です)が繁殖してしまう。その辺が遠因で、で、肥料をあげたことで引き金を引いちゃった、みたいなことが起きたと解釈しています。

要するに、
・梅雨時は特に「表面カラカラ・内部はびちょびちょ」になりやすく、
・嫌気性菌がはびこる温床を作りやすい
ので、
・バジルの葉っぱが「てれっ」とするまでは、なるべく水をあげない
という工夫をして土中の空気を確保して、そして、
・水をあげるときには、たっぷりあげて、老廃物をしっかり洗い流す
ということも心がける

ということが必要なんだと思います。
水やりに、あげないときと、あげるときのメリハリが必要だって事ですね。

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