うちのバジル。
昨日の写真ですが。
このうち、一部がホーリーバジルなんです。タイバジルと呼んだりもして、タイ料理にはよく使うものです。
で、初めて使ってみました。
作ったのが、これ。
タイのグリーンカレーです!
美味しくできました。
やったね!
えと。
使いきれない分は、人にあげている、我が家のバジルですが、
こんな素敵な料理にして頂きました。感謝。
早起きシングルのためのテキトー朝ごはん
<晩ごはん>フレッシュバジルのジェノベーゼ
あ、ちなみに、
リンクは貼りましたが、
私は食べてません。
ま、こうして活用してもらえるのは嬉しいですね。
今日は、散歩に行ったら土砂降りの雨に降られましたorz
妻に助けに来てもらって、帰宅。
この写真は、雨が降る前の、のどかな時間のもの。
夏よりは、少し葉っぱを間引いたこともあって、若干葉の茂りが寂しくなっていますが、この時期はこういう感じに、必然的になります(手前の背丈の低い元気そうなやつは、8月末に植え替えた「ホーリーバジル」です)。
8月の、日差しもいっぱい、気温も高い、という時期には、毎日夕方に必ず水をやる、というサイクルで育てるのが、一番育つわけですが、9月に入り、とくに雨がちな天気が続いたときは、モードを切り替えないと、一気にバジルが弱ったり、枯れたりしてしまいます。
この時期の問題は、実は色々あるのですが、
一番大きいのはふたつ。
ひとつが、日照不足。
もうひとつが、根腐れ。
根腐れの方から、対策を書いていきますね。
参考:バジルの根腐れ問題、発生か?
本質的で根本的なことを書くと、
「根に、水と、空気の両方を十分供給すること」
と、なります。
まあつまり、水をあげすぎて、(特に鉢底近くの環境が)水ばかりになって、空気が足りなくなると、根腐れが起きるリスクが高まる、という訳です。逆に空気ばかりで水がないとすぐ枯れるのは、まあ、誰でも分かる話。
実際的には、では、空気が十分供給されているのかは、どうやったら分かるのか、という話になるわけですが、私は水分量計を持っているので、不安なときはそれを挿して底の方の水分量を測定しています。
それよりもうちょっと簡単な方法は、日頃から鉢を持ち上げる習慣をつけておくと、鉢の重さで、水がどのぐらい残っているのか、大体分かるようになります。
それよりさらにもうちょっと簡便な方法は、梅雨時と、9月に入ったら、バジルが「てれっ」としたら水をやる方式に切り替える、というもの。9月は惰性で8月のモードで水やりをしがちなので特に注意すべきです。
さて、この時期のもう一つの問題は、
「日照不足」です。
こちらは、さらに対策が厄介だと思いますが、
日を改めて、書きたいと思います。
ではまた!
ホーリーバジルを種から育ててたのですが、
バジルを刈り取って空いたスペースにホーリーバジルを植え替えました。
今年はバジルが豊作で、とてもとてもたくさん収穫できまして。
それで、8月をもって、半分にしました。
で、残ったスペースには、ホーリーバジルを植えてみた、ということで。
ホーリーバジルは、甘いにおいのするバジルで、ちょっと普通のスイートバジルとはにおいのタイプが違います。よくクローブ(丁字)の匂いと言われますが、まだ育ちが十分でないので匂いが弱いのか、それとも、摘んでつぶさないと匂いがしない種類なのか、
初めて育てているので、よくわからないことが多いです、まだ。
ただ、花屋さんに一株だけホーリーバジルの苗が置いてあったことがあるんですが、そいつもあんまり匂いはしませんでした。今育てているものの方が若干強いかな。そんなものなのか、育て方で更に良い匂いになるのか。
どうなんだろう?
分からないって、楽しいな♪
ちょっと専門的な話なので、別記事にして書いておきます。
好気性細菌と嫌気性細菌。
細菌(バクテリア)には、その性質で分けて、
「好気性細菌」と「嫌気性細菌」がいます。
嫌気性細菌は、典型的にはヘドロの多い下水や、よどんだ沼など、酸素が少なく、有機物などの栄養が多い場所を好む細菌たちの総称です。言葉通り、空気(厳密には酸素)が嫌いな細菌です。「腐敗」というのは基本的に嫌気性細菌がはびこった状態のことです。
嫌気性細菌がはびこると、硫化水素、アンモニア、メタンなどの、還元的なガスが出てきます。こいつらは、基本的に火をつけたら燃えるようなものばかりです、つまり燃料というか、有機物ばかり多くて酸素が少ないから、こういう物質が残るわけです。
一方、好気性細菌は、有機物が少なく、比較的酸素の多い場所で生きる細菌たちです。割とキレイな場所、匂いの少ない場所にいることが多いです。
こいつらも別に、より偉いわけではなく、単に生きるために酸素を利用しているだけです。但し、二酸化炭素と水に分解してくれるので、人間にとっては毒になったり嫌な匂いになったりすることが少ないです。
バジルは、嫌気性細菌がはびこるような土の環境が非常に苦手です。
イネとか、クレソンとか、根っこがびちょびちょでも全然平気な植物は、空気のない環境に強いわけですが、バジルはだめですね。
さて、ここまでかなり順調(というか育ちすぎ)に生育してきたバジルですが、
どうも週末の水やりが、少しやりすぎであったことや、天気が悪かったこと、そして、おそらく、同じプランターで育ててきて、先日根元から切った株の、根が腐ってきたこと(それ自体は自然なことではあるのですが)などが重なって、
いま育てているバジルに根腐れ症状が出てしまいました。
根腐れ症状が出る、というのは、
・一部の枝が「くたっ」としている(ひどいと株全体が「くたっ」として、その場合すぐ枯れる)
・写真のように、新芽を中心として黒い変色が現れる
ということです。
根腐れというのは、基本的に、土が腐ってきて、根っこがダメージを受ける、ということだと理解しています。ちなみに「腐る」というのは、「嫌気性細菌」がはびこってしまうことです。
好気性細菌:酸素のあるところで生きる細菌
嫌気性細菌:酸素のないところで生きる細菌
参考:「好気性細菌と嫌気性細菌」
で、土の中というのは、
水やりにメリハリをつけて、水分と、空気の両方を供給してあげれば、水が多いときには若干嫌気性の雰囲気になるけれど、少し乾いてくればすき間に空気が入ってきて、好気性の雰囲気になる、という循環がうまく行きます。
ところが、連続して水浸しにしてしまうと、酸素の供給が足りなくなって、
そう、嫌気性細菌がはびこってしまいます。
バジルの根っこは、基本的に酸素の少ない環境が苦手で、土が嫌気性の条件になって、根っこが窒息すると死んでしまいます。意外とデリケートなやつなんです。
一番この問題が起きやすいのは、梅雨時なんですが、
今年は梅雨時を無事乗り切ったので、安心していたら、
秋雨が来るのが早くて、こうなりました。
今回は早く気づいたので軽傷でしたが、
雨が降っていたので、できるだけ雨が当たらない軒下に入れました。
ここで、雨がもろに当たって土がびしょびしょになったら、枯れてしまうかもしれません。
以前、そのパターンで梅雨時に枯らしてしまったことがありました。
気をつけねば。
育ちすぎているバジルですが、
もらい手を探していたら、結局、
小田原のカフェレストランで使ってくれることになりました。
できるだけ、低農薬で育てようとしているわけですが、まあ、その辺も説明して、渡してきました。
ハダニだけはね~、薬剤ゼロで駆除するのは相当難しくて・・・
今後の課題ですね。
しかしまあ、趣味のバジルがここまで発展するというのも、楽しい話ですね。