バジル日記」カテゴリーアーカイブ

今年最後・・・かも、のバジルの勇姿

ものすごく繁っている写真を撮っておけば良かった、と思ったときはもう遅い・・・
すごく勢いよく繁っていたんですが、だいぶ収穫して、今年も近所のカフェに、何回目の納品。
重さを量ったら200g超えだったので、スーパーで300円ぐらいで売ってるパックの10個分ぐらいは・・・いや、15個分ぐらいはあったと思います。

といっても、商売じゃないので、お金はもらってないですけどね。
お礼に、手作りアップルパイを頂きました(*^_^*)

これは刈り取ったあとですが、まだ結構勢いあります。

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もう一枚。

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土壌のpH調整をした記事を先日アップしましたが、やはりその対策で、元気を取り戻したようです。

(*^_^*)

7月、8月のバジルは、土壌の酸性化に注意。

さて、自動灌水を無事生き延びたバジルですが、次なる試練がやってきました。
この時期はどうしても仕方ないことなんですが、土壌の酸性化です。

ほとんどの(有機も含め)肥料は、pHを酸性側に動かしてしまいます。

別にすぐに枯れそうとか、そういう深刻な状況では、全くないのですが、なんとなく、葉っぱの元気がなさそうに見えたので、土のpHを測定してみました。
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えー。見事にpH6.0まで酸性化していますね。
このpHメーターは、0.5刻みでしか表示してくれない、まあ少し測定が粗いものではあるんですが、何度測っても、大体同じ値になるので、安定はしています。

経験上、このpHメーターで測定して6.5や7.0の場合はOK、6.0だとちょっと調子が悪くなることが多い気がしています。そんな微妙な話なのに、測定が0.5刻みでしかできないというのはどうかと思いますが(研究者時代なら上司に怒られているパターンでしょう)、家庭用だと精度の高い装置を維持管理するのは現実的でないので・・・

それで、今回は苦土石灰をたっぷり撒きました。

そのあとのpHはどうなったかというと、6.5まで上がりました(*^_^*)

あ、そうそう、他のサイトを見ると「バジルはアルカリ土壌を好む」「アルカリ土壌で育てるべき」などと好き勝手なことが書いてありますが、それ書いた人、本当に土のpHを測定したことあるんですかね?

日本で土を買ったり、日本の畑の土を利用した場合、pHが7以上の本当の「アルカリ土壌」ってほとんどないと思います。基本的に日本は酸性土壌の国なんです。上のpH調整後だってpH6.5。つまり弱酸性です。

でも、経験上、弱酸性でもバジルは育ちます。pH6.5ぐらいまでは。pH6.0になるとちょっと微妙な感じがしてきますけど。
アルカリ土壌が好きな植物は、酸性に対する耐性がないことが多い。つまり弱アルカリ性・中性・非常に弱い弱酸性(バジルの場合pH6.5ぐらいまで)までは生きられるが、そこよりも酸性になるとダメージを受けてしまう、ということなのだと理解しています。
(ちなみに酸性で生きられなくなる理由は、土中のアルミニウムイオンが溶けて、それを吸収してしまうからのようです。で、アルミニウムイオンは植物にとって細胞毒、らしいです。酸性土壌に適応している植物は、この悪影響をブロックする何らかの機構を持っているのだそうです。)

ちなみにpHは数字が1減ると、水素イオン濃度(←酸の正体は「水素イオン」です)が10倍になります。pH7.0の中性から、pH6.0になると、水素イオンが10倍の濃度になっている、ということなので、数字は1しか変わりませんが、環境は結構変わっていると考えて良いのかもしれません。

参考記事:
植物はなぜ、土壌の「酸性」「アルカリ性」が大事なのか?
バジルの葉が黄色(黄土色)になる理由の診断チャート

ミニトマトにハモグリバエが!

長女が小学校で育てているミニトマトを、夏休みなので家に持って帰ってきて、育てているんですが、こいつに、どうやらハモグリバエと思しき食害のあとが見られました。

NEX-5R 001実もなっています(*^_^*)

ここになんと、ハモグリバエが。
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これは後述する作業の後の写真ですが、全体でこんなに葉っぱをとる羽目になってしまいました。長女と一緒に作業したんですが、ミニトマトかわいそう・・・
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かなり腹が立ったので、ハモグリバエには、このブログのネタになってもらうことにしました。葉っぱのすき間から引きずり出して写真を撮ってやる・・・イヒヒ。

そのまえに基本ですが、ハモグリバエという虫は、バジルに付くこともあるんですが、葉っぱという薄い器官の「中」に潜って生活している虫です。葉っぱの表にも出てこず、裏側にも出てこない。葉っぱの「中」にトンネルを掘って、そこを食べ進むという、器用なことをする虫なんです。食べた後が、下手くそな一筆書きで絵を描いたみたいになります。

というわけで、葉っぱの表側の表皮と、裏側の表皮を、うまく剥がして、その間から虫を引きずり出そうというチャレンジなんですが・・・

NEX-5R 003trim虫がいそうなところを、ハサミで切り取ってみました。

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しかし、葉っぱが小さくなってしまうと、結局うまく剥がせませんorz…
この方針はあきらめました。

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今度は、この↑葉っぱから(下の方に黄土色っぽい虫がいるように見えますが)、細かくしたりせず、一気に剥がしてハモグリバエを取り出してみようと思います。

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ピンセットで押さえつつ、デザインカッターで虫のすぐ脇を切開し、剥がして・・・成功しました。どうやらもう、さなぎになっているようです。いまちょっと調べてみたら、幼虫期間は気温25℃だとわずか4日で終了しさなぎになるらしいですので、大体そのぐらい前に卵が産み付けられたと考えて良いようです。

食害の大きさ(葉っぱの白いあと)などから、さなぎが多そうだったのですが、幼虫の姿を見てみたいと思い、食害あとがまだ短い葉を、切開してみました。

NEX-5R 010trimそれがこいつ。
まあ色は、同じような感じですが、さなぎよりも体表がでこぼこしています。この突起をうまくつかって葉っぱの中を移動しているのでしょうか・・・

大事なミニトマトを食い荒らした罰に、晒し者になってもらいました。

もちろん、取った葉っぱは全て袋に詰めてゴミに。焼却処分です。
今回は、薬を使いたくなかったので、手作業で全部取って対処しました。

 

 

 

自動灌水を生き延びたバジルの勇姿!

こんにちは。

帰宅してから少し間が開いてしまいましたが、一週間、自動灌水システム(手作り)で生き延びたバジルの勇姿を。
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右側に見えているのは、ベランダには水道がないので、1週間分の灌水用の水(なんと約30リットル)をためておいた漬け物用の桶です(笑)

もうひとつの鉢の方も、こんな感じ。
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勢いありすぎて、葉がボッサボサになってますね(^^ゞ
このあと刈り込みました(写真なし)

バジル育成で、7〜8月頃に注意しないといけないことは、土壌の酸性化です。
有機肥料でも、化成肥料でも、肥料をあげていると、割と日本の土は酸性化しやすいんですね。酸性化といっても、pH6.5がpH6.0になる程度で、ごく弱い、弱酸性が、少しだけ強い、弱酸性に変わる程度の話ではあるんです。

でも、バジルは酸性土壌に対する耐性がない植物なので、これで調子が悪くなっていくことがあります。

それを次の記事で書きます。

バジルの自動灌水システム2015(笑)試験開始。

今年も、バジルの自動灌水システムを稼働させる時期がやってきました。
少し家を空けるので、その間、枯れないように水やりを自動で・・・するわけです。

それで、どんな風になっているかというと、
こうです。

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夕方なので少し暗いですが、バケツに入った風呂ポンプです(洗濯機に風呂の残り湯をくみ上げるための、あれです。うちはその用途では使ってないですが)。

そして、そのポンプの先にはホースがつながっていて、こんな風に細いチューブに分岐しています。
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で、それが、土に刺さっている。
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あとは、プログラムタイマーで、風呂ポンプをON/OFFすれば、完成です。
1日何分ONにするかなど、最終的な条件出しを、現在進めているところです。

出かけている間に枯れてしまったら悲しいですからね。

「しばらく見ないうちにお前、大きくなったなー(笑)」
みたいな再会の方が、楽しいですからね。

今年のバジルは、こいつと、
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あと、こいつ。
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↑こうして見るとプランターの大きさから見て、あり得ないぐらい外側に広がってますよね。育ちが良すぎて困るほどで・・・

私が色々作業していたら、居心地が悪くなったようで、カエル君が、ぴょんっ!と跳ねて、逃げていきました。

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少しテストをしてから、本稼働です。

 

バジルを挿し枝しました。

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バジルもホーリーバジルも、ずいぶん大きく育ってきました。
これでも、ある程度バッサリ刈り取ったあとなんです。

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こっちは、植木鉢の方。
背が高い方は、パクチーと一緒に育った子たち。
パクチーはもういないけど・・・
背が低い二本は、挿し枝したものです。

この時期はどんどん枝先が伸びるので、元気が良くて、花芽がついていない部分を切り取って水に挿しておいて、5日から一週間ぐらいで根がいっぱい出るので、そうしたら土に植えて、はいできあがり。どんどん本数を増やせます。(あまり増やすと増えすぎてで収拾がつかなくなりますが)

植木鉢で育てていた方のバジルには、ダニの薬剤をまいていなかったんですが、やっぱり、ハダニが大繁殖していましたorz

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赤線で囲ったところに、とくに集中的にダニの卵が産み付けられていました。
((;゜д゜)ガクブル
もちろんこの葉っぱは捨てましたが・・・

で、もうひとつ。

NEX-5R 001trimこいつは、アザミウマ(スリップス:thrips)の一種です。体長が成虫になっても2mm程度の虫ですが、これでもれっきとした昆虫です。
たぶん、成虫は黒くなるんですが、幼虫のうちは半透明で目立ちにくい色をしています。
葉っぱを、裏側から薄く削ぐように食べるので、食害されたところが銀色に光ったように見えます。

放っておいても、ハダニの被害に比べると、バジルが壊滅することはないのですが(経験上)、おいしくなさそうな葉っぱがどんどん増えていくので、正直あんまり嬉しいもんじゃありません。

アザミウマは、農薬による駆除が比較的難しい(ことになっている)ようですが、割とよく効くのが「スピノエース」という生物由来の薬剤です。土の中にいる放線菌の一種が作り出す物質で、有機農法でも使用が認められている、安全性の高い薬剤です。

今回は、ハダニ駆除に「バロック」、アザミウマなどの駆除にはスピノエースを、二つ混ぜて同時に撒きました。

 

ちなみに、今日の写真たちは台風が来る前のものです。
その後台風が来たりしたんですが・・・
家の中に避難させて部屋にたくさんしずくが垂れて大変だったり・・・
色々しましたが、無事に育ってます^^

 

バジル・ホーリーバジル間引き終了。害虫発見。

バジルとホーリーバジルは、少し間引いて、
いま、こんな感じになっています。
間引いた葉っぱは、もちろんジェノベーゼソースになりました\(^O^)/

NEX-5R 146間引いてこれですから、結構育ってますね(*^_^*)

パクチーは塔立ちしてしまい、そうしたら、香りの強い葉っぱがほとんどなくなってしまって・・・残念な状態に。花芽がつくとダメというのは事前情報で知っていたんですが、なるほど・・・本当に。ということで、全部刈り取ってしまいました。収穫期間が短かった・・・

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時間差で植えれば良かった・・・
今からまた種まきするか・・・

とりあえずこの跡地には、間引いたときに枝をとっておいたバジルを、挿し枝して育てようと考えています。挿し枝用のバジルは、こんな感じで育成中です。

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ローテクなのはご勘弁。植物育成用の蛍光灯「プラントルクス」2灯を点けて、切り取った枝先を、育成しています。カメラとの相性の関係で暗く見えますが、肉眼だともっとまぶしく見えます。しばらくこうしておくと、根が出るので、そうしたら土に植えます。ちなみに、プログラムタイマーで夜になると電気が切れる仕組みになっています(なはは・・・)。

ところで・・・
ホーリーバジルに害虫を発見しました。

最初、ここが食害されていることに気づいて、変だな~なんて見ていたんですが、

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こういう「かじりあと」は経験的にあまり大したことないです。
放って置いても、壊滅的なことは、あまり起きない(これまでは)。
おそらく、黒い甲虫系の虫がかじっていったあとじゃないかと思います。大した食欲じゃないので、まあ、みつけたらデコピンで遠くへ飛ばす程度で、対策完了です。

がしかし、見ていると、近くの葉の上に糞のあとが。これは要注意です。
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よく見ると、糸を張った巣のようなものが・・・いかにも怪しい。

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巣を開いて、中を見てみると、出てきました。

コイツが。

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少しピンボケしてます。すいません。

例年、バジルに付く芋虫と言えば、「ベニフキノメイガ」なのですが、コイツはそれに特有の、二列の斑点がなくて、もしかしたら別の種類の幼虫かもしれません。それに、ついたのはバジルじゃなくて「ホーリーバジル」の方でしたから。

今回は薬剤散布などは行わず、発生したところを葉っぱごと切って捨ててしまいました。合掌。

 

バジル育成、今年もまだまだ続きます。

バジルもいよいよ伸びざかりに☆

昨日の写真ですが。 いよいよ、伸び盛り・・・というか伸び放題に(^^ゞ
わっさわさに見えますが、超元気なのはホーリーバジル(左)の方で、
スイートバジル(右)の方は、これから、といったところです。

 パクチーが、とう立ちしてしまい、だんだんおいしい葉っぱが減ってきました。
明らかに終わってるのは、何株か伐採しましたが・・・
こちらは、見た目ほどは収穫できないわけです。
といっても、朝インスタントのトムヤムクンに入れて食べるみたいな使い方では、使い切れないほどになってますけどね。

こっちの鉢は、もうパクチーが終わってしまいそうなので、跡地にスイートバジルを少し植えようかと思ってます♪

この日は、台風並みの強風だったので、このあとバジルは家に入れて、(得意の)植物育成用の蛍光灯を当てました。