さて、ここまでかなり順調(というか育ちすぎ)に生育してきたバジルですが、
どうも週末の水やりが、少しやりすぎであったことや、天気が悪かったこと、そして、おそらく、同じプランターで育ててきて、先日根元から切った株の、根が腐ってきたこと(それ自体は自然なことではあるのですが)などが重なって、
いま育てているバジルに根腐れ症状が出てしまいました。
根腐れ症状が出る、というのは、
・一部の枝が「くたっ」としている(ひどいと株全体が「くたっ」として、その場合すぐ枯れる)
・写真のように、新芽を中心として黒い変色が現れる
ということです。
根腐れというのは、基本的に、土が腐ってきて、根っこがダメージを受ける、ということだと理解しています。ちなみに「腐る」というのは、「嫌気性細菌」がはびこってしまうことです。
好気性細菌:酸素のあるところで生きる細菌
嫌気性細菌:酸素のないところで生きる細菌
参考:「好気性細菌と嫌気性細菌」
で、土の中というのは、
水やりにメリハリをつけて、水分と、空気の両方を供給してあげれば、水が多いときには若干嫌気性の雰囲気になるけれど、少し乾いてくればすき間に空気が入ってきて、好気性の雰囲気になる、という循環がうまく行きます。
ところが、連続して水浸しにしてしまうと、酸素の供給が足りなくなって、
そう、嫌気性細菌がはびこってしまいます。
バジルの根っこは、基本的に酸素の少ない環境が苦手で、土が嫌気性の条件になって、根っこが窒息すると死んでしまいます。意外とデリケートなやつなんです。
一番この問題が起きやすいのは、梅雨時なんですが、
今年は梅雨時を無事乗り切ったので、安心していたら、
秋雨が来るのが早くて、こうなりました。
今回は早く気づいたので軽傷でしたが、
雨が降っていたので、できるだけ雨が当たらない軒下に入れました。
ここで、雨がもろに当たって土がびしょびしょになったら、枯れてしまうかもしれません。
以前、そのパターンで梅雨時に枯らしてしまったことがありました。
気をつけねば。