バジルの葉が黄色く(黄土色に)なったときの、原因を究明するための診断チャートを提供します。バジルを育てていると、他の方のブログなどは参考になるのですが、原因のワードぐらい分からないと検索のしようもない。ということで、症状から引けるチャートを作ってみました。
まずは、葉が黄色くなったときに、どう考えるか。
始めに、いい状態の色はどんな色なのか、参考記事:「バジルの健康チェックは葉の色で。」を見てからチャートをやりましょう。
最初に大事なのは、黄色いのが全体にわたっているのか、それとも一部の葉なのか、ということ。全体にわたっている場合は、肥料・水・土壌の酸性度など、植物全体に関係する原因が疑われます。逆に、まばらに存在する場合は、個々の葉っぱに固有の事情が(その葉だけに害虫がいるとか)原因であることを疑うべきでしょう。
チャートをたどって頂いて、それぞれの答えにたどり着いたあと見るべき、解決策を順に紹介しておきます。
同じ「葉が黄色い」と言っても、原因は様々です。他の状況証拠と合わせて判断し、正しく対応しましょう。
葉の老化: その葉は摘んで捨てましょう。
今後は、こまめに葉を収穫し、若いうちに使いましょう。
日照不足: 程度問題ですが、緑が薄い程度なら日照を改善する。
かなり黄色い場合は、摘んで捨てましょう。
今後は、葉を間引くことが有効です。この記事が分かりやすいと思います。
ハダニ: その葉は摘んで捨てましょう。薬剤散布も考えた方がいいです。参考記事。
アザミウマ: その葉は摘んで捨てましょう。薬剤散布も考えた方がいいです。
参考記事1|参考記事2
水やりが悪い: 既に黄色くなった葉は元へは戻らないと思います。
今後は、水が涸れないよう、十分に水やりしましょう。
参考記事「バジル、7月、8月の水やりのコツ」が分かりやすいと思います。
土の酸性化: 基本的に、苦土石灰を撒きます。
参考(苦土石灰を追加しました|苦土石灰の粗悪品に注意|
植物はなぜ、土壌の「酸性」「アルカリ性」が大事なのか?)
肥料切れ: 窒素系の肥料や、液肥を与えます。参考:7月の課題は、肥料切れ。
Mg切れ: 苦土石灰を撒きます。(酸性化と対策は同じです)
という感じです。
ご参考になれば。